カテゴリー: 伝説・歴史

  • いわき市 伝説 ミステリー 世にも奇妙な物語「袈裟かけ地蔵尊」

    いわき市 伝説 ミステリー 世にも奇妙な物語「袈裟かけ地蔵尊」

     

    皆様こんにちは! 先日もいわき市にまつわる伝説を書きました。

     

    今回も私の住んでいる湯本にある伝説の「地蔵尊」を紹介させていただきますね。

    タイトル通り世にも奇妙な物語・・・

     駒ヶ沢 地蔵尊

    湯本町の磐崎小学校の近くの民家と民家の間を10mくらい入ったところにひっそりと建立されてます。

     

    昔、この地蔵尊に夜な夜な怪しいものが現れ、通る者を悩まして悪い噂が広がり殿さまの耳まで入るようになった。

    ある晩、内藤候より怪物退治の命を受けた染山某という剣のたつ武士が、この怪しきものを見届けようと地蔵尊へきてあたりを伺うと、はからずも怪物が現れて染山氏に挑んできた。

     

    氏はござんなれと腰の一刀を抜く手も見せず、怪しいものを袈裟がけに切り倒しこの場を去り、殿へその旨を報告した。

     

    夜明けそうそう染山氏外二名は、その場を検分するとアラ不思議や、一メートル五十センチの石の地蔵は袈裟がけに切り倒されていた。

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    ※いわき秘密基地 やまめさんのブログからお借りしました。(上記一枚)

     

    その後、かの妖怪はピタリと現れなくなった。

    この地蔵はいつの日よりか「駒ヶ沢の地蔵」というより「白鳥の袈裟がけ地蔵様」と呼ばれ有名になった。

    - 原文より ー

    ここ数日暑い日が続いています。梅雨本番になるとさらにジメジメと過ごしづらく、寝付けない日々が続きますね・・・

    そんな時には怖い話も結構ですが、今時の子供たちはネットで情報が豊富に手に入りますので、「そんなことあるか!」と一喝されそうですね(笑)

    こんなこと書いたら失礼かもしれませんが、私自身も伝説というのは、昔の人の「お遊び」のひとつなのかなぁと思ったりしてます。

    当時の「お遊び」は限られていたと思いますので、今でいう作家さんみたいにストーリーを作り上げていって皆で楽しむ。

    一方では町おこしということで、町総勢で名物を作り上げて繁栄を築き上げていく。

    需要と供給で、そこに感動が生まれればお互いが幸せになれる!

    我々のパフォーマンスも同じ理論なのかもしれませんね(笑)

    夢も希望も無くなってしまいましたが(笑)古い小説を読むように、伝説も楽しんじゃえば作られた先人の方々もよろこんでいらっしゃるのかなと思います。

     



    袈裟かけ地蔵

  • いわき市 夏になると怖い話もありますが、ミステリアスな伝説「おな石」

    いわき市 夏になると怖い話もありますが、ミステリアスな伝説「おな石」

    皆さんこんにちは!

    タカラトミーのロングセラーパーティーゲーム「黒ひげ危機一髪」

    どうやら1975年製作ということで、45周年を迎えるらしいですね。

    このゲームは樽のわきに空いている穴に剣を刺していくゲームで、上にいる「海賊の親分」が飛び出してしまったら「負け」となるゲームです。

    実は以前に、私もパフォーマンス終了に使っていて、「海賊の親分」を飛び出させた方に大きなバルーンアートをプレゼントしてました。

    意外と最後に大盛り上がりするので、それはそれで楽しかった。(^^♪

     

    剣穴は確か24本あったような気がしますが、ちょっと試遊すると二つの剣穴の部分で「親分」が飛び出してしまうので、少し調整して一つの剣穴で飛び出すようになりました。

    しかしたまに不発もあり・・・それはそれで楽しんでましたけどね!

    逆に最短では「一発」で飛び出したことも、二度ほどありました。侮れない24分の1 (笑)

    最近の話題だと当時は、「黒ひげ海賊」が縄でとらえられていて、縄を切って親分を飛び出させた人が勝ちという設定だったらしいですね。

     

    さて今回はいわき市にある伝説をご紹介させていただきます。

     お な 石

     

    かいつまんで要約すると・・・

     

    舟こぎ山の頂上に老婆の形をした石が海の方を向いて立っています。昔、松川与作が漁に出たまま難破したようで帰らなかった。

    妻はこれを悲しみ、舟こぎ山に登り沖を眺めては泣いていました。

    女は風に吹かれ雨に打たれ、そのまま石になってしまったそうだ。

    鎌などで刺すと血が出るとも言われている。この婆さんは、昔 大津波があった時に頂上に打ち上げられて石になったともいわれている。

    とりあえず車はこの門の前に置けます。(駐車場ではありませんが・・・)

    ここへたどり着くまで、ちょっと苦労しました。

    地域の方が整備してくれているんでしょう!立て看板とアーチの門で迎えてくれました。

     

    歩道は時々誰かが来ているんでしょうか、道らしき道が見えてます。さらに手作りのおしゃれだったような道しるべが、こっちだよと教えてくれてます。

    さらに道なき道をひたすら歩きます。

     

    今度は矢印でしょうか?なかなかウイットのきいた方々が作られたんでしょうね(笑)

    さあ今まではウォーミングアップです。これからが本当の登坂!

    とは言っても、トータル10分くらいの山登りですからね(笑)

     

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    足場がちょっと大変な部分もありますが、ロープをたどっていけばゴールに近づいて行きますから、安心してくださいね!

    さあ 頂上へ到着です!お疲れ様でした。

    なるほど首を長くした雰囲気がでてますね(笑)そして偶然にも海のほうを見ている感じ!

     

    草木が生い茂って微かに太平洋が見えます。おばあさんはここで旦那さんを待ち続けたのでしょうか?

    切ないお話ですね・・・

     

    いわき市 「トケイソウ」平高久「瑞光寺」にて花々と千手観音!さらに下神谷へ!

     

     

    天地神子國魂神社から、左上の千五穴古墳群との間にあります。まず神社を目指していきましょう。

     

    伝説というのは、ハッピーエンドに終わるのもあるし、今回のように切ないのもありますね、いわき市にはあとどんな伝説があるんでしょうか?

    時間がある時に、ちょっと探索してみようかな・・・

     

     



     

     

    おな石

  • いわき市でも有名! 安寿と厨子王の物語 映画・漫画にもなりました。

    いわき市でも有名! 安寿と厨子王の物語 映画・漫画にもなりました。

     

    みなさんいわき市で有名な「安寿と厨子王物語」ご存知ですか?

     

    泉町から植田町に抜ける金山のセブンイレブンの前あたりにありますね・・・

    なんとなく看板など見たことあるけど、行ったことない方は、サラッとご覧になってください。

    親子の悲しい物語ですので、ハンカチをご用意してくださいね(笑)

    安寿と厨子王物語

     

    この「安寿と厨子王物語像」は明治の文豪・森鷗外の小説「山椒大夫」(さんしょうだゆう)に出てくる、姉の安寿と弟の厨子王、そして母の旅の姿です。

     

    今から900年前の平安時代の終わりごろ、いわき地方を良くしようとする仕事(岩城判官)に就いていた父の平政道は、小山田千本桜(いわき市山田町あった桜の名所)の桜を、家来の村岡重頼にさそわれ、見物に行った帰り道、この金山町の姥ケ岳のふもとにあったほら穴で、井口小弥太に襲われ命を落としました。

    母と子は家来の木村次郎(滋賀県出身)と乳母の小笹(双葉郡広野町出身)をつれて、母の実家のある信夫(今の福島市)に逃げましたが、途中大村次郎は追手と戦い戦死してしまいました。

     

    一行は父を殺されたことを訴えるために、さらに都(今に京都)へ向かいました。ところが途中越後の国(今の新潟)の寺泊海岸にあった仏堂で休んでいたところ、丹後の国(今の京都府)の山椒大夫という人買いにだまされて、母と子は別々の船に乗せられ、安寿と厨子王は山椒大夫のもとに売られて、母は佐渡へ売られてしまいました。責任を感じた乳母の小笹は船から身を投げ、自殺しました。

    安寿と厨子王の辛い生活が3年ほど続いたある日、安寿は自分の身を捨てて、厨子王を山椒大夫の屋敷から逃れさせました。

    やがて立派に成人し、朝廷に支える身となった厨子王は、人買いを禁止して良い政治を行い、父の仇を出羽神社付近(いわき市東田町)で討ちました。

     

    いわき市金山町の周辺には、安寿と厨子王にまつわるゆかりの地が沢山あります。

    親子、姉弟のかたく結ばれた愛情を物語るこの母子像の姿を、永くのちの世まで伝えていって欲しいと思います。「安寿と厨子王パンフより抜粋」

     

    住吉山 遍照院(小名浜三小学校となり)

     

     

    小名浜三小学校の隣にある 住吉山 遍照院

     

    岩城判官の先祖の墓がある香華院(こうげいん)である。政氏の守護仏地蔵尊 奥室守護

    観音像が保存されている。

     

    安寿と厨子王の銅像は こちらにあります。

     

    悲しい物語だとは聞いていましたが、聞けば聞くほど悲しい物語ですね。

    お母さんのお気持ちを考えると、なお悲しさ悔しさが伝わってきます。

    こうやってブログを通じて、生きてきた証を伝えていくのも供養になるかと思います。

     

     

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  • いわき市を散策!常磐西郷町~常磐線沿線(長孫町)河童伝説もあるよ!(笑)

    いわき市を散策!常磐西郷町~常磐線沿線(長孫町)河童伝説もあるよ!(笑)

     

    皆さん三連休しっかり満喫されてますか?

     

    今日は最終日・・・明日から仕事だと思うと何となく気が重いのは私も同じですよ(笑)まあ4~5日仕事すればまた休みが来るから・・・大丈夫!

    常磐って言うと高速参勤交代でお馴染みの湯長谷藩の舞台でしたが、ここ常磐西郷町~長孫町には能満寺~河童伝説が有名ですね!!

     能満寺~

     

     

     

    能満寺から河童伝説に向かうところの小さな小川にはサギと鴨かな・・・小川なので間近で見ることができますよ。そして河童伝説の石碑があり場所へ移動します。

     河童伝説

     

    河童伝説っていうのは、全国あちらこちらでありますね。何事も夢があるっていうのは素晴らしいことです。

     

    (能満寺から日吉神社に向かって一つ目の信号直進したら50mくらい走って左側に看板が出てますそこを左へ曲がってまっすぐ行くと橋があります橋を渡らずに左側を見ると下の左側の写真になります。・・・田んぼの中です(笑)

     

    常磐長孫町

     

    さらに常磐線沿線(長孫町付近)には立派な門構えの屋敷が軒並み並んでいました。

    こういった門構えの家は武家屋敷の痕跡なんでしょうか?それにしても立派ですよね・・・

     

     

     

     

    この建物が建てられたころのいわき市の歴史っていうのも知りたくなりました(笑)時代が変わって行けば徐々に無くなっていくんでしょうね。

    このブログでこう言った歴史の名残を少しでも残せていけば、それはそれで面白いと思います。

    なんだか最近こういったものに眼がいってしまいます。新しいものを追いかけるのもいいけど、こういうのも良いですよね!

     

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    河童